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皇帝第2フェーズ

twitterでお知り合いとなり、
飼育を始めたクウガさん印の
インペラトールホソアカクワガタの
成長を確認する為、ワインセラーから
取り出した。





本種初飼育の為、
ネットでの情報や知人からの情報を整理し、
2018.6.24に勘に頼る部分が有りながら
このマットで進めてみた。





マットや温度が合わなければ
拒食や消滅となる筈が、





6頭全て生存し、
体色も良く見えた。


恐らくこのマットでインペラトールを
飼育している飼育者は誰も居ないだろう
マットでの成長に、方針は盤石なものだと
自身に言い聞かせ、今回はフェーズ2として
このマットと別のマットを混合させ
更なる成長を期待する事にした。


カフェレストサイトーで
アシュオさんの言葉が
頭の中にずっと残っている。


飼育全般に於いて
一時的に成功したと言われる
その情報を鵜呑みにしても良いのか。


自らが試行錯誤して
目指したサイズに到達する。


飼育の醍醐味はそこにある。


採集で云えば、
人から教えて貰った場所で採集するのと、
自らの足で探し出した場所で
到達する喜びは比べ物にならない。


飼育でも採集でも
先人達のヒントから手繰り寄せる
努力とあくなき創造が無ければ、
壁を超えた喜びは生まれない。


自らが考えた
このやり方を信じて私は進む。


果たして皇帝(imperator)と呼べるような
長歯を生み出す事が出来るのか。


飼育容器・マット・温度に拘り、
更なる成長の期待を抱きながら
ワインセラーの扉を閉じた。


※オークションにて出品中




フェーン現象最後の夜

2018.10.9
PM 8:40


フェーン現象にて気温が上がり、
本命の二次発生を期待して
フィールドへと向かった。


秋に鳴く虫達の演奏が余り耳に届かず、
静まり返る地を歩いていく。


樹液木に到着し、
スズメバチの姿は無いかと
臆病風に吹かれながら捲れを確認すると、





未だ枯渇する事の無い
樹液を吸うコクワガタを見て
安心感に包まれる。





私の強烈なライトに
脚を竦めた♀が地面に落ち、
まだまだクワガタ採集は可能と
独り呟きながら本命オオクワガタを
探していく。


ラダーを掛け、6m域に到着し、
ライトを照らすと、





コクワガタと目が合った。


ラダーの先端まで登ると、





レアなブラウンハラビロカマキリを
目にした。


twitterでブラウンと表現したが、
クラウドハラビロカマキリが妥当だったか。


残念ながら最上部の洞周辺は
スズメバチに占拠され、
近寄る事も出来なかった。


ラダーを降り
足下を照らすと、





長歯ノコギリクワガタが
樹液を吸い、その横で羨ましそうに





中歯ノコギリクワガタが
近寄れずに控えていた。


コクワガタとノコギリクワガタの
2種のみのフィールドに
溜息を漏らしながら歩いて行く。





5~8月まで全くと言っていい程
目にしなかったスズメバチが
大群で樹液木を占拠している。
(大群の写真は撮影出来ず)


この地の最後の樹液木に
望みを託しながら覗き込むと、





捲れ内に長歯ノコギリクワガタが
樹液を吸っていた。





掌に乗せたノコギリクワガタを
樹液木に戻し、迷いを捨て、
2018年樹液採集の幕を降ろす決意をした。


遠征採集での樹液採集を目論んだが、


・スズメバチの多さ
・道路事情
・息子達の試験前


上記の理由から
遠征採集で無理をせず、
冬場の散策に注力する事にした。


今夏の目標としていた
オオクワガタ樹液採集10頭は
またしても未達となり、
7頭という結果となった。


来夏は必ずや目標を掲げた
オオクワガタ樹液採集10頭を達成させる。


その為には入念な下調べが
必要となり、我が未踏の地の開拓に
勤しむ事とする。


※オークションにて出品中





暴風突入前の回収

台風24号が全国ツアーで北上する。


皆は家族や友人、恋人や
家屋、車などを心配されるだろうが、
私はそれに加え樹液木が心配で仕方ない。


台風が過ぎ去った後に
確認しに行くまでの、
まるで最後のお別れの言葉を
恋人から受け取るのではないかと
思うあの予感が、胸の中に立ち込めたまま
森を歩いて行く。


そして無事だった時に
その樹液木を撫でて安堵する。


木も生きている訳で、
やがて終わりがある。


その先に産卵木に成り代る役目も有り
まだ自然災害なら諦めも付く。


人の手、開発などで失うとなると
もう2度と生息に至らない。


山を切り崩し、
無理をしてまでの太陽光発電事業の
姿を見ると、台風での損害や
土砂崩れの誘発などを視野に
何故入れないのかと嘆く。


現に還り、
ニュースでの台風の位置を確認し、
暴風域に入る手前
ユダイクス92.4×52.1産卵セットを
暴く事にした。





ケース底面に幼虫の姿が見え、
坊主ではない安心感から
ケースを天地逆転し、
底面をパーカッションを
叩くように押し出すと、





良いサイズでの登場に
色めき立ちながら、
製氷皿に回収していく。





信頼の置ける産卵マットに
感謝しながら、





BB弾クラスの卵も回収する。





その後1頭初令幼虫を回収し、
18頭を800ガラス瓶に移し変えた。


今後飼育自体を継続か中止かの
選択を視野に入れなければならない。


選択肢のカードをどう切るか。


後悔を残さない生き方改革中、
迷いは続く。


※オークションにて出品中





大歯美脚ブラック

次なるミッションは
ヒメオオクワガタ採集となる。


山梨で1頭とは言え採集に至り
初産地開拓となったが、
ここまで来たのならまた
ヤナギに付く姿を見たい。


空の青

ヤナギの緑

ヒメオオクワガタの黒


この光景を見ると
とても癒される。


子供の頃の強烈な思い出が
脳裏から離れないからだろうか。


PM 0:20


標高を上げていくと
次第に空は灰色に包まれていき、
前回の土砂降りの中の採集が
頭を過ぎった。


もう雨は御免だ。


天に縋るような気持ちでウェアを着て
ステルス アトム スリングを装着し、
網を携えて独り藪を掻き分けていく。


今回はまだ雨が降っていないので
沢山ヤナギに付いているに違いない。


逸る気持ちで足早に
熊除けとなるLinkin Parkを流しながら
ヤナギやカンバを見て回った。


クワガタの姿を中々見つけられず、
猛暑で時期がズレたのかと
考えていると、





美脚ブラックを捉えた。


何て脚が長いんだ。


ズームにして撮影した♀を見て
呟いた。


網を用意して伸ばそうと
目線を上げると、先程の位置に♀は居ない。


いつの間に落下したのかと
目線を地面に向けて探すも、
藪に紛れた美脚は探し切れなかった。


その後斜面を登り続けたが
美脚の姿は無く、
今度は下ってみることにした。


下斜面の方がヤナギとカンバが
多く生えており、生息するなら
此方の方が良いのかもしれないと
藪を掻き分けて歩いていると、





遂に♂の姿を捉えた。


先程の失敗は許されないと
自身に強く言い聞かせ、
落下ポイントを丁寧に仕上げた。


網を伸ばし構えると
それは脚力を0にして飛び降りた。


網の中から手にすると
今にも降り出しそうな
曇り空に向かって吠えた。





本日の第2ミッション達成と呟き、
前回採集した怪物54mmを超える
♂を探す事にした。


更に斜面を下っていくと
大きな黒い物体を捉えた。





これは大きい。


先程の個体とは
異なる厚みを感じた。





藪で見失った教訓を生かし、
先程と同様に下草を整え、
網を伸ばした。


すると用意した網への
予想した放物線では無く、
枝に当たり地面へと落下し、
急いでその落下地点に目を向け、
それを拾い上げた。





これは大きいと唸りながら
採集した大歯を繁々と見つめた。





美しい艶に惚れ惚れするも残念ながら
前回の怪物にはサイズ的に及ばない。


しゃがんで大歯を見ていると、
あのサイズを採集した
土砂降りの日が少し前の
出来事と現在を結んでしまう様な
感覚に陥った。


立ち上がり
再び怪物探しに歩き出した。


かなりの距離を下ってきたが
追加に至らず、曇り空からは時折
雨粒が落ち始め、引き返す事にした。


天に呪われている。


来た道をそのまま戻るのでは無く、
角度を変えながら斜面を登っていくと、





遠目からもアカアシクワガタと
判別が付き、今年初のヤナギアカアシに
この手にしなければならないと
慎重に網を伸ばすも、





網をすり抜けて
地面に落ちたそれは
目立つ脚をジタバタ動かす事で
藪の中でも拾い上げる事が出来た。





サイズ的に驚くサイズでも無いが、
ヤナギ帯での採集に喜びながら
車を目指した。


林道から程近い場所にて、





小歯アカアシクワガタの姿を見て、
まるで採れなかったヤナギアカアシの
生息確認にて安心した。





PM 2:10


帰りの時間を考え、
本日の採集に終止符を打った。


採集したケースから
大歯1頭を除く全てをリリースし、





また来年、再来年に君達の
子孫と逢えますように。


そんな想いを馳せて
手放した木から立ち去った。


PM 7:50


何とか無事に帰宅し、
980Kmの旅に幕が降りた。


盆地アンテさんと挑んだ
初産地への挑戦は見事完遂したが、
数的に納得のいくものではなく、
来夏にまた訪問する事にする。


美脚ブラック採集、
人々を魅了して止まない。


※オークションにて出品中





エメラルドを求めて

2018.9.17
AM 5:40


セットしたアラームが鳴り、
ムクリと起き上がる。


アラームの音に盆地アンテさんも
動くが起き上がる事は無かった。


5分後、盆地アンテさんに
声を掛けると、辛そうな声で
挨拶をされ、勢いよく起き上がった。


私の車がカフェレストサイトーに
置いてある為、盆地アンテさんの車に
荷物を載せて、向かって貰った。


到着後、私の車に荷物を載せ替え、
盆地アンテさんと固い握手を交わし、
別れを告げた。


妻には17日には帰ると伝えており、
自身に課した本日の第1ミッションは
池のエメラルドである
ナミゲンゴロウ採集となる。


途中、コンビニで朝食を買い込み、
もう何年も聴いていなかった
エアロスミスを聴きながら
アクセルを踏み込んだ。


本日も晴天だと安心していると、
標高の高さからか霧が立ち込めていった。





霧は進行方向へと深く増していくようで、
霧の中から突如現れるトラックに
驚きながら慎重な運転を心掛けた。


深い霧に覆われた
サイレントヒル状態を抜け、
Googleマップのナビに従って行くと
良さそうなクヌギの木が見えた為
停車し近付くと、農家の方が
怪訝な顔でこちらに目を遣る為、
大きな声で挨拶をし、クヌギの木を
見せて貰った。


今回はラダーを持参していない為、
高所の部位をしっかりと観察出来なかったが、
ポイントとしてマーキングをした。


進んで行くと
池の周りにクヌギの木がぐるりと並び、
面白い場所だとこの地もマーキングした。


AM 8:00


ウェーダーを履き、
網を携えて池に向かった。





水面に動きがあるのは
アメンボの滑りであり、
ナミゲンゴロウの呼吸は
確認出来なかった。


網を掬えど
目的のナミゲンゴロウは入らず、





ミズカマキリや





ガムシは容易く網に入った。


もう少し深い場所を掬わなければ
入らないのかともう一歩足を踏み出すと、
冷たい水が浸水し始めた。


今回採集用のズボンを忘れてきた為、
普段履く少し丈の短いジーンズが
汚れていく様子を頭で想像するだけで
げんなりとしてしまうが、
第1ミッション達成に向けて
靴下が音を立てつつも網を
掬い続けた。


ウェーダーの密閉と
採集に至らない焦りから
汗が滴り落ちる中、





遂にエメラルドを
掬い上げた。





拳を握り締め、
第1ミッション達成と口にした。


ナミゲンゴロウ採集は
オオクワガタ採集に似ている。


局所的に生息し、
標高などを気にしなければ
採集に至らない。


ただどちらが採集困難か
尋ねられると、オオクワガタの方が難しい。


ナミゲンゴロウは居る所には居る。
そして生息地では驚く程の数が
見られる。


3頭のナミゲンゴロウを採集し、
車へと戻り、ウェーダーを確認すると、





この裂け目から浸水したのかと
舌打ちをしながらウェーダーを脱ぎ、
逆さにすると汚れた水が
ダラダラと流れ落ちた。


やはり安価なウェーダーは
こんなものかと、一年で破れる
選択をした自身を呪った。


足をタオルで拭き、
友人達に採集メールを送信し、
次なる目的地へと向けて
車を走らせた。


To be continued.


※オークションにて出品中





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