ブラックダイヤモンドリリース

逃げ場の無い小洞に
マイナスドライバーを差し込み
掻き出すと、それは堪らずに脚を竦めて
落下し、かっしーさんが拾いあげて
私に手渡した。





オオクワガタに漸く出会い、
かっしーさんと再び歓喜の声を上げた。


サイズは、





37mm程か、顎が少し摩耗している
ブラックダイヤモンドを遂に手にした。


この樹の上部には捲れも有り、
ラダーを取りに戻り上部をかっしーさんに
隈なくチェックして貰うも、
残念ながら追加には至らなかった。


2016年の採集以降、
♀は持ち帰らない主義に徹しており、
このブラックダイヤモンドは
元の小洞にリリースした。





二人笑顔で車に戻り、
新たなポイントに向けて車を走らせた。


PM 4:40


停車させると地主の方と会い、
採集の許可を得てラダーを伸ばした。





捲れ内部に潜むマットな
ヒラタクワガタは取り出す事が出来ず、
諦めて別の樹に移った。





捲れに挟まる巨体と格闘し、





落としてもかっしーさんが
拾ってくれる安心感から
easyな勝利となった。


ここでコンビニに戻り、
採集ウェアから着替え、
勝利の美酒を味わう為車を走らせた。


PM 8:40


お腹を空かせた二人は
祝杯を上げ、





貪りつくように
夕食を平らげた。


その後、私のお気に入りである
温泉にて汗を流し、
寝床にてかっしーさんに就寝の挨拶をし、
私はまたこの緑を呑む事にした。





PM 11:30


採集の写真を振り返りながら
意識を失くしていった。


To be continued.


※オークションにて出品中





蜘蛛の巣の先

2018.6.8
AM 5:31





目を覚まし、隣に目を向けると
見慣れた車があり、目を凝らすと
かっしーさんが爆睡されていた。


本日から合流となり、
対馬採集以来となる。


AM 5:45


かっしーさんが起きる気配は無く、
メッセージを送信して単独
樹液採集に向かった。





捲れ内部に潜むは、





昨日から見慣れてしまった
ヒラタクワガタである。





捲れからほんの少し見える
黒い身体に狙いを付けて
ラダーを登る。





新成虫はマットな体色の
ヒラタクワガタも輝いて見える。


隙間に挟まるのは、





ワインレッドのノコギリクワガタ





今夏初採集となるノコギリクワガタを手に、
夏到来を少しずつ感じ始めた。


ここでは大きな
コクワガタも現れ、





ポイントを見終えると、
曇り空からは雨がパラパラと
降り始め、嫌な予感がする中
かっしーさんが眠るコンビニに向かった。


未だ起きる気配が無く、
先程のコクワガタを計測すると、





凡そ46mm程を記録した。


AM 7:10


雨は本降りとなり、
隣のかっしーさんがむくりと起き、
此方に会釈し、雨に対し愕然とした
表情を浮かべられた。


かっしーさんが用意を施し、
私がかっしーさんの車に乗り込み、
2人の樹液採集が始まった。


AM 7:50


2人の第1ポイントに降り立つと、
先程までの大雨は次第に上がり、
晴れ間さえ覗き始めた。


かっしーさんが雨雲を連れて来た
発言は撤回し、スーパー晴れ男の
称号を授ける事となった。


綺麗な色の
ノコギリクワガタ♀にも出会え、





かっしーさんが手土産を持参して
毎度訪問する地主さんに電話を入れ、
採集許可を頂き向かった。


車から降りると
ご夫婦が農作業をしておられ、
かっしーさんは手土産を渡し
少し会話を連ね採集ポイントへと
足を運んだ。


目的の樹には残念ながら
本命は潜んでおらず、
切られたクヌギの根を見ていると、





大型ティタヌスの姿を捉え、
掻き出した。





一通り見終え、
ご夫婦に挨拶をして
この地を離れた。


かっしーさんが昨年
オオクワガタペアを採集された
樹に向かうと、男前なスジクワガタが
樹液を吸っていた。





この顎、
今迄何故惹かれなかったのか。


そんな事を思いながら
森の中を歩いていると、
かっしーさんが立ち止まり、
足元を見てお互い笑った。





猪の罠に掛かった筈が次の瞬間、
かっしーさんの足の罠は解かれ、
何事も無く歩く様に再び笑いが起きた。


何たるパワーなのか。


歩き続けていると
かっしーさんが指したのは、





猪の沼田場だと言う。


ここでダニや寄生虫を
泥で洗い流しているのか。


出会いたくないアニマルだと
この場を離れ、ティタヌスとの
格闘はその後も続いた。





時計を覗くと、


AM 11:15


少し早めの昼食を提案し、
2人ガツガツとあっという間に食べ終え、
次なるポイントへと車を走らせた。


本命オオクワガタを求めて歩いているが、
カスリもしない状況に疲労が
蓄積されていく。


このノコギリクワガタの反応も
2人薄かった。





ポイントを変える前に、
そう言えば先程の
スジクワガタのサイズは
如何程かと計測すると、





凡そ32mm程であった。


この特殊顎に猛烈に惹かれ始めた私は、
本命オオクワガタ・50mmコクワガタに続き、
今夏スジクワガタ採集に
注力しようと心に決めた。


PM 3:00


かっしーさんとの会話の中で
不意に思い出されたポイントに
向かう事となった。


かっしーさんうろ覚えの中、
樹液木を探し歩いていると
段々と思い出されたようで
とあるクヌギの樹に辿り着いた。


根元には樹液を確認し、
上部は捲れや洞が目に付き、
素晴らしいクヌギに
テンションは上がった。


根元を隈なく探していると
蜘蛛の巣の先に黒く光る
身体を目にし、大声を上げた。





かっしーさんに代わって貰い
確認して貰うと2人は
お互いの両腕を叩き合っていた。





To be continued.


※オークションにて出品中





ティタヌス制圧

2018.6.6
PM 6:30


仕事を終えて家路を急ぐ。


飼育部屋の成虫にゼリーをたんまりと与え、
洗濯を済ませ、妻に予定を告げて
家を出た。





2018.6.7
AM 0:40


ガッツな鍵を手に、
単独採集にて車を走らせた。





意外に眠気が訪れず
渋滞もなくスムーズに進んでいくも、
休憩出来る場所が無い道になると
忽然と睡魔がやって来た。


一瞬目を閉じていたに違いない状態が
幾度も続き、トラックには何度も
爆音クラクションを浴びせられ、
その度にハッとして目を覚ました。


このままでは事故で
辿り着けなくなる。


窓を全開にして
風を身体に当てて冷やしながら
何とかSAに到着し、
項垂れるようにして眠った。


AM 5:00


雨の音で目を覚まし、
寝過ぎた事を悔やみながら
再びハンドルを握った。


途中朝食をコンビニで購入し、
サンドウィッチを食べながら
車を走らせていると、
ワイパーの頻度が落ちていった。


AM 8:45


第1ポイントに到着した。


事前に調べた天気では
雨予報であったが、空は晴れ渡り、
雨男から脱却した。


ここは毎度大型のヒラタクワガタが
採れるポイントとなり、
採集装備を施し坂を上がっていく。





樹液は沸々と湧き上がるように溢れ、
匂いも辺りに充満していた。





しかしここはいつ来ても
ドルクスだらけの樹だ。





独り呟きながら
隈なくチェックしていく。





顎が長いティタヌスも現れ、
早速格闘する。





どん詰まりであれば
あっさりと採集可能となる。


この時期であれば
ヒラタクワガタ♀も姿を見せる。





車に戻り最大個体を計測した所、





61mm程であった。


採集した時は65mm程に
見えた筈と笑いながら
立ち上がると、年配の男性が
歩いて来られたので挨拶した。


クワガタを採りに来た事を伝えると、
そんな趣味があるのかと驚かれ、
その方の家には夜バンバン飛んで来ると
笑われた。


暫し談笑し、
またお邪魔しますと頭を下げると
「いつでもおいで」と笑顔で
立ち去っていった。


第2ポイントは民家のすぐ脇にある
クヌギの為、





予め用意した手土産を持って尋ねると、
畑作業をしていた年配の女性が見え、
今年も宜しくお願い致しますとそれを
手渡すと、いつも有難うと採集許可を得た。





8m域で大型なドルクスが
捲れに潜んでいる。


捲れを破壊せずに何とか
採集出来ないものか。


一度ラダーを降り、
車から7m竿を取り出し、
掻き出し棒を装着し、
捲れ内部に忍び込ませ、
掻き出し落とした。


単独の場合
落ち葉に姿を見失うパターンが多く、
急いでラダーから降りて
落ちた辺りに向かい拾い上げた。





下から見上げたドルクスは
もう少し大きかった筈だがと苦笑いし、
地主さんに御礼を述べ、
またお邪魔しますと後にした。


次なるポイントはラダーを抱えて
林を歩き続けなければならない
ポイントとなり、気合いを入れて
足を踏み入れた。





この捲れの中には、





ティタヌス、





またティタヌス、





圧倒的にヒラタクワガタが多い中、
長歯のコクワガタは新鮮に映った。





林の中は前日の雨と
猪が荒らした地面で
非常に歩き難く、





少しの傾斜でも
慎重に歩いて行った。


AM 11:15


早めの昼食を済ませ、
休憩入れずにポイントへと向かう。


午前中のスケートリンク状態である
林で激しくHPを消耗したが、
体力のある今しか行けない地に
辿り着いた。


日差しがまた体力を奪う中、
その一歩を踏み出した。





うろ覚えの中、歩いていると
段々と思い出してきた。





ヒラタが好みそうな樹には、





当然ヒラタクワガタが居座り、
ヒラタクワガタに制圧されていると
実感する程ヒラタクワガタが現れた。





このドルクスのサイズに驚き、
格闘すると落葉に落下した為、
ラダーを降りて急いで捕獲した。





顎と身体のバランスが
イマイチなヒラタクワガタであった。


坂を降りてきた為、
帰りは当然坂を登らなければならない。


ラダーを抱えてツルツルの
フィールドを歩くには
小休憩を幾度も取らなければ進めない。


息を切らしながら
見上げた樹は、





ウルトラマンの怪獣として
紹介されてもおかしくないフォルムの
毛虫が洞を占拠していた。


身震いしながらその場を離れ、
本命オオクワガタを探し歩いた。


PM3:30


ここも地主の方がよくお見えになり、
畑作業をされているご夫婦に向かって
挨拶をして、採集の許可を得た。


車からそのポイントまでは距離が有り、
ラダーを持つ手にはマメが出来ていた。


ゴルフでもバットでもなく、
ラダーでのマメ、他の方が聞いたら
笑うに違いない。


ラダーを伸ばし、最長部にて
格闘し、ラダーを降りる。





連続して樹が並ぶ場合は、
それなりに体力が消耗していく。


この地のポイントを見回り、
地主さんに再びお会いし成果を告げると、
私の方に近寄り、ヒラタクワガタを見て

「わしの子供の頃はもっと大きかった。
あの山も平気で登って行った」

と、250m程の山を指差した。


2人で5分程会話を連ね、
またお邪魔しますと頭を下げて辞去した。


PM 5:30


大きくポイントを変え、
樹々を見て回る。





小歯♂コクワガタが
目に付く程であった。


PM 8:00


汗をかいた後はラーメンを啜る





何気に頼んだラーメンが
今の私にピッタリと当て嵌まり、
あっという間に平らげた。


その後温泉を探し、
快適温度の湯船にて疲れを取り、


PM 10:30


今夜の寝床でアルコールを嗜んだ。





一番搾りファンの私はこの芳醇と、





最近嵌っているこの緑を呑み、
意識を失くした。


To be continued.


※オークションにて出品中





愛弟子を連れて

2018.6.3


娘が同級生と遊びたいと
朝から連呼する為、
ダメ元でしゅんちゃんパパに
連絡を入れてみると、
14時には買物から戻ると云う。


それでは14時から私が
娘とその同級生を連れて
遊びに出掛けようと話すと、
数分後にしゅんちゃんパパから
しゅんちゃんがイモリを採りに
行きたいからしゅんちゃんパパが
私の娘を見てくれ、私がしゅんちゃんと
出掛ける内容の依頼が届いた。


しゅんちゃんの家に着くと、
長靴を履き、帽子を被り、
長袖長ズボンのしゅんちゃんが
颯爽と現れた。


娘を託し、
私は愛弟子しゅんちゃんと2人で
イモリが採れるポイントへと
車を走らせた。


車中、イモリとヒラタクワガタ採集
どちらに行きたいか尋ねると、
即答でクワガタと口にした為、
行先を変更し、まだ誰にも案内した事の無い
ヒラタポイントへ向かった。


車中では途中、
しゅんちゃんが睡魔に襲われ眠りこけたが、
シフトをパーキングに入れると
飛び起きるように目を覚ました。


ウェーダーを履き、
採集道具を携え、ポイントへと
歩いて行った。





薮が生い茂る為、
蛇と蜂に気をつけるように伝え、
私の後を歩くように指示した。


辿り着いた樹は、





クワガタの姿が見え、
しゅんちゃんに教えると
走り寄るようにその位置に
ライトを照らした。





取り出したクワガタ♀を手にし、
しゅんちゃんのテンションが
上がっていった。





この穴にはペアの姿が見え、





約束通りヒラタクワガタ♂と、





ヒラタクワガタ♀を採集した。





このような樹は
ドルクスマンションとなり、





私が先程と同様に
採集の仕方を教え、





しゅんちゃんに道具を渡し、
自分で採るように伝えた。





1分3秒の格闘後、





見事自身の手で採集に至った。


その採集を褒めながら
点在するヤナギの樹を見ていく。





流れが急な川は
しゅんちゃんを抱えて川を渡り、
翅の綺麗なカワトンボを捕まえたり、





カエルを捕まえたりして
河川敷採集を楽しんだ。


一通り樹を見終え、
車に戻りイモリを採りたいか尋ねると、
首を縦に振った為、車に乗り込んだ。





妻からの帰宅指令が届いた為、
急いでイモリミッションを達成させる。





あの尻尾が見えるかと
指差し、





見事捕獲に成功した。


私は網を入れながら
車方面へと歩いて行くと、





クロゲンゴロウ採集に至った。


PM 5:45


しゅんちゃん邸に到着し、
本日の成果を両親に披露した。





約3時間の短い採集となったが、
愛弟子も楽しんで頂けたようで、
次回はもう少し長く採りに行こうと
彼らに手を振った。


私も短時間ではあるが
採集を楽しめ、充実した休日となった。


彼がこのまま採集を
続けていくのであれば、
マナーを重んじる事の出来る
採集家へとなるよう接していく。


※オークションにて出品中








ある初夏の午前様

2018.6.2
PM 9:30


月齢からしても気温からしても
行くべきか相当悩みながらも
アクセルを踏み込んでしまった。


現地の気温は16℃


果たしてクワガタが活動しているか
疑問を抱きながら踏みしめる大地は、
早くも露が草に滴っていた。


目的の地に着き、
角度を変えてその捲れや
小洞をじっくりと覗き込んでいく。





一度は坊主とラダーから降りかけるが、
見直した隙間にクワガタ♂が
挟まっていた為、掻き出した。





ヒラタクワガタ♂を掌に乗せながら
集中力を高めなければ
見過ごしてしまうもとのだと
独り呟きながらポイントを離れた。


車に戻ろうとするも、
そういえばあの樹は樹液を出しているのかと
気になり歩いていると、





何の因果か、ライトで浮かび上がった
それは女性の下着であり、
またそれを皮肉るようにカエルが
それに乗っていた。


中学英語で言えば
On the tableの言い換えか。


薄気味悪く感じ始め、
その場を後にした。


車に乗り込み、
家路を目指すかと考えるも
あの台場クヌギはどうかと思い耽ると、
車をその方面へと向かった。


車から降り、空を見上げると
一面に星空が浮かぶ。


都会の子供達が見たら
感動するだろうと思いながら
その樹に向かうと、





コクワガタが樹液を吸っていた。


ヒラタクワガタすら
目にしないこの地を後にし、
樹液木探し時にマークした
"タガメいそうポイント"に向かった。


2018.6.3
AM 2:06


ポイントに到着し、
ライトを水面に当てていく。





オタマジャクシやカエルが多く
目に付く中、水生昆虫のコオイムシが
目に入った。


そして探すこと30分後、
遂にその姿を捉えた。





大きな上翅から♀と思われ、
逞しいバイセップスに見惚れながら
その姿に満足し、他個体はいないかと
掘り上げを照らし歩いた。


オタマジャクシやカエル、
イモリの姿は見えるも
タガメを見る事は出来なかった。


探していると目を疑うイモリが
横切った。





黒いイモリの筈が
白色に見え、網で掬った。





アルビノイモリか、
珍しいアカハライモリを手に入れた。


そして先程のタガメポイントに向かい、
枯れ草をよけると





実は2頭で交尾中であり、
気温14℃と肌寒く感じる中でも活動し、
交尾する事を知った。


1頭なら鑑賞用に持ち帰ろうと企むも、
交尾しているなら、イクメンパパの
活躍が必要と、そのままにして


AM 3:00


家路へと向かった。


途中睡魔に襲われ、
頭が下がる度に恐怖で目を覚まし、
また意識を失いつつ何とか
我が家に辿り着いた。


午前中は樹液採集を楽しみ、
カララタケ10ブロックを詰め、
愛して止まないラーメンを啜り、
午後はクワガタ採集と
水中ギャングを観察出来、
とても濃い内容の1日を送った。


私の中で採集モードが加速している。


それはこの季節を待ち侘びていた事が
引き金になる。


今夏の採集を思う存分に愉しむ。


※オークションにて出品中





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